百人一首 031〜040
- onononor
- 2019年11月4日
- 読了時間: 3分
031 坂上是則(さかのうえのこれのり)
朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに
吉野の里に 降れる白雪
あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき
032 春道列樹(はるみちのつらき)
山川に 風のかけたる しがらみは
ながれもあへぬ もみぢなりけり
やまがはに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり
033 紀友則(きのとものり)
ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずこころなく はなのちるらん
034 藤原興風(ふじわらのおきかぜ)
たれをかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに
たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに たれをかも しるひとにせん たかさごの まつもむかしの ともならなくに
035 紀貫之(きのつらゆき)
人はいさ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける
ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける
036 清原深養父(きよはらのふかやぶ)
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月やどるらむ
なつのよは まだよひながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ なつのよは まだよいながら あけぬるを くものいずこに つきやどるらん
037 文屋朝康(ふんやのあさやす)
白露に 風の吹きしく 秋の野は
つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける
038 右近(うこん)
忘らるる 身をば思はず ちかひてし
人のいのちの 惜しくもあるかな
わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの おしくもあるかな わすらるる みをばおもわず ちかいてし ひとのいのちの おしくもあるかな
039 参議等(さんぎひとし)
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど
あまりてなどか 人の恋しき
あさじふの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき あさじうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき
040 平兼盛(たいらのかねもり)
しのぶれど 色にいでにけり わが恋は
ものや思ふと 人のとふまで
しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで
しのぶれど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで
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