百人一首 011〜020
- onononor
- 2019年11月4日
- 読了時間: 3分
011 参議篁(さんぎたかむら)
わたの原 八十島かけて こぎいでぬと
人には告げよ あまのつり舟
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね
わたのはら やそしまかけて こぎいでんと ひとにはつげよ あまのつりぶね
012 僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ
あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん
013 陽成院(ようぜいいん)
つくばねの 峰よりおつる みなの川
恋ぞつもりて 淵となりぬる
つくばねの みねよりおつる みなのかは こひぞつもりて ふちとなりぬる つくばねの みねよりおつる みなのかわ こいぞつもりて ふちとなりぬる
014 河原左大臣(かわらのさだいじん)
みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに
乱れそめにし われならなくに
みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに
015 光孝天皇(こうこうてんのう)
君がため 春の野にいでて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ
きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ
きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ
016 中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)
たちわかれ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば いま帰りこむ
たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ たちわかれ いなばのやまの みねのおうる まつとしきかば いまかえりこん
017 在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みずくくるとは ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは
018 藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
すみの江の 岸による波 よるさへや
夢のかよひ路 人めよくらむ
すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ すみのえの きしによるなみ よるさえや ゆめのかよいじ ひとめよくらん
019 伊勢(いせ)
難波潟 みじかき葦の ふしのまも
あはでこの世を すぐしてよとや
なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや なにわがた まじかきあしの ふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや
020 元良親王(もとよししんのう)
わびぬれば いまはたおなじ 難波なる
みをつくしても あはむとぞ思ふ
わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわんとぞおもう
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