百人一首 021〜030
- onononor
- 2019年11月4日
- 読了時間: 3分
021 素性法師(そせいほうし)
いまこむと いひしばかりに 長月の
ありあけの月を 待ちいでつるかな
いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな
022 文屋康秀(ふんやのやすひで)
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ
ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん
023 大江千里(おおえのちさと)
月みれば ちぢにものこそ かなしけれ
わが身ひとつの 秋にはあらねど
つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど
つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど
024 菅家(かんけ)
このたびは ぬさもとりあへず 手向山
もみぢのにしき 神のまにまに
このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみぢのにしき かみのまにまに このたびは ぬさもとりあえず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに
025 三条右大臣(さんじょうのうだいじん)
名にしおはば 逢坂山の さねかづら
人に知られて 来るよしもがな
なにしおはば あふさかやまの さねかづら ひとにしられて くるよしもがな
なにしおわば おうさかやまの さねかずら ひとにしられて くるよしもがな
026 貞信公(ていしんこう)
小倉山 峰のもみぢば 心あらば
いまひとたびの みゆきまたなむ
おぐらやま みねのもみぢば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなむ おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん
027 中納言兼輔(ちゅうなごんかねすけ)
みかの原 わきて流るる いづみ川
いつみきとてか 恋しかるらむ
みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こひしかるらむ みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こいしかるらん
028 源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)
山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人めも草も かれぬと思へば
やまさとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば やまさとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば
029 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)
心あてに 折らばや折らむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花
こころあてに おらばやおらむ はつしもの おきまどはせる しらぎくのはな こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな
030 壬生忠岑(みぶのただみね)
ありあけの つれなく見えし 別れより
あかつきばかり 憂きものはなし
ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし
ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし
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