”杉浦邦恵は1963年、20歳で留学した当初、写真を専攻する学生は杉浦をのぞいて殆どいませんでした。しかし彼女は、表現としての写真の可能性にいちはやく注目し、実験的な手法によって制作をおこなっていきます。魚眼レンズによる画像の歪み効果の使用や、人物と風景のモンタージュなど、制作のプロセスを重視した表現形式を作家は最初期から模索してきました。 1967年ニューヨークに拠点を移し、写真の伝統や因習を破ろうとする試みを本格的にすすめていきます。いっぽう、写真は光によって描かれるメディアである、という根源的な視点に立ち、伝統的なフォトグラムの手法をもとに、植物、動物、人間へとモチーフを発展させながら、独自の様式を生み出していきます。本展ではその50年を超える足跡をたどるとともに、杉浦の表現の先駆性と独自の世界観をとらえ、作品自体の魅力に迫ります。”
期間 2018.7.24.tue-9.24.mon
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3054.html
展覧会構成
孤 1966-1967
フォトカンヴァス/写真-絵画/フォトコラージュ 1968-1981
フォトグラムとインスタレーション 1980-
アーティスト/科学者/ボクシングの書類/親愛な シリーズ;1999-
DGフォトカンバス 2009-
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